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27th Clone / シングル リリース インタビュー!


類稀なる才能を持ち綺羅星の如くシーンに現れたHip Hopユニット 27th Clone 。努力を惜しまず音楽に没頭し、ワールドワイドな活躍を目指す彼らのファースト・インタビューです。

​interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2019.04.30


 


ー インタビューします。よろしくお願いします。

13lack ギタリストで好きな食べ物はガールフレンドだ。よろしく。

J.Rick 27th CloneのJ.Rickです。ラップしてます、よろしくお願します。

ー 2019年に結成されたそうですね?

J.Rick 最初は King For A Day というバンドを僕が主体になって結成しました。その後メンバーの入れ替わりを経て、EPをリリースしたんですが、それと同時にベースとドラムが辞めちゃったんです。ギターとボーカルだけになったので、じゃあこのまま元々好きだったHip Hopをやろうかということで、現体制になってます。

ー King For A Dayはどのような活動を?

J.Rick 初期は割と Linkin Park とか Rage Against The Machine にガッツリ影響を受けた、いわゆるミクスチャーって感じでした。その後僕が、ブラックミュージックからすごく影響を受け始めて、もっとHip Hop色を強めたり、R&Bを取り入れたりとか、色々試しましたね。結局、中途半端に取り入れたまんまEPをリリースしてバンドは休止しましたけど(笑)。ライブも音源制作もどちらもやってましたが、ライブよりも音源制作の方に力を入れていたと思います。

ー 27th Cloneではどのような活動をしたいですか?

J.Rick 全部英語でラップしてるので、まずは日本で洋楽聴いてる人達の耳に引っかかるように活動して、その後やっぱりアメリカでも活動して成功したいですね。あと個人的に、日本人でも外国人でもいいので、色んな人の曲に客演として参加したいです。あと、また個人的な話ですが、Jazzと読書が好きなので、その辺の要素をバレるかバレないかくらいのバランスで曲にちょこちょこ入れて行きたいですね(笑)。

13lack 重い音楽をやりたいっすね。正直、最近日本で流行ってる上辺だけのメッセージ性、上辺だけの着飾った楽器の音色はもううんざりっていうか(笑)。重いって、なにもギター歪ませてドラムガンガン叩けばいいもんじゃないってのを俺らの音楽では表現したいですね。しっかりと根幹となる思想。過去。経験。そういうのを全て踏まえた上で新しく、誰かの感情にホントに響くものっていうのを作って行きます。

なんて難しい言葉使って見ました感だすのはアレなんで、とりあえずアメリカ行ってビクビクしないでマ◯ファナ吸いたいっす。



ー どのような音楽に影響を受けましたか?

13lack 自分の音楽の入りは Marilyn Manson です。元々、父親が17歳とかでギター1本で上京してきた変な人で小さい頃からうんざりするほどロックとパンクとメタルが流れてたので自ずと洗脳されていきましたね(笑)。

正直、最初にバンドを結成した時にJ.Rickに会うまではメタルとパンクばっかり聴いてました。

Hip Hopなんか所詮パンクには勝てねぇとか思ってましたけど、色んな意味でパンクのボロ負けってことに気がついてからはHip Hopの虜でした。Hip Hopを聴き始めてから最も自分に影響を与えてるのは30人くらいいますけど Lil peep ですね。あと Portishead は Marilyn Manson しか聴いてなかった時からかなり好きでした。

J.Rick 父親の影響で最初は Bad Religion とか The Offspring とかパンクロックを聴いてました。その後もっと重いのが好きになって、今の音楽性からは想像つかないでしょうけど、 Metallica とか Pantera とか聴いてました(笑)。

そっからはHip Hopにハマって、Nas やら Jay Z 、Tu Pac を聴いてる感じですね。

ニューヨークのフェスで Halsey とか Lany とかを観てから割とポップスも好きになって聴くようになりました。

さっきの話にも繋がりますが、絵画も好きなので、美術館に行ったり、画集を見ながら曲作ったりとか試してます。

ちなみに家の玄関にはムンクの叫びが飾ってあります(笑)。

ー 2人ともパンクやラウドロックなどをルーツに持ちながらも最終的に辿り着いたのがHip Hopだったって言うのは面白いですね。

J.Rick 海外の音楽が日本の音楽より優れてる点は、僕は言語によるリズムの違いだと思ってるんですが、海外の音楽の中でもHip Hopは特にリズムに特化してるので聴いてて、めちゃくちゃ聴き心地がいいですね。あと、Hip Hopはメロディが無い分、言いたいことをめちゃくちゃ詰め込めるので、その点が好きです。

13lack Hip Hopのパンク精神ですね。あとはやっぱ1番新しい事を次々と出してくるジャンルだなあと思ったので。


ー 1st Single「Haters Gonna Hate」をリリースしますがどんな思いが詰まっていますか?

J.Rick 歌メロが一切ない、ひたすらラップだけで勝負するってのを1回やってみたかったんですけど、Hooky Recordsから今回初リリースですがトライしてみました。もっと上手く出来たはずといいう悔しさはありますが、トライして自分のレベルが知れたのでよかったと思います。歌詞の内容は、批判やレッテルだったり、人の視線を気にしても仕方ないぜっていうシンプルなメッセージですね。

ちなみに少し前に Lil pump が、大麻を吸うと目を細めてしまうから、まるでアジア人みたいになっちゃうんだと曲の中でラップして炎上したことがあるんです。それを受けてこの曲の中で、「俺も目が細いけど別に大麻を吸ってるわけじゃないからな」ってラップしてます。別に彼の発言に気分を害した訳ではなく、軽いジョークのつもりです(笑)。

いちいち芸能人の行動や発言に対して腹を立てて騒ぎたてる人を、自分は不思議に思う時があるので、皮肉ってます。彼らも別に善人だからメディアに出られてるわけではないでしょうし。

ー レコーディングはどうでしたか?

J.Rick 割と順調でした。唯一、13lack のギターがいつものようにノイズ起こしたくらいですかね(笑)。

13lack わかんないけど自分の機材くんたち気分屋なんで調子悪い時はうんともすんとも言わないし、なんならノイズすら出ないです(笑)。レコーディングエンジニアのヒロさん(Free Green Studio)には毎回付き合って頂いてホント感謝してます。



ー 今後の予定を教えて下さい。

J.Rick もう曲は着々と出来上がって来てるので、まずはまた5月に2曲ぐらいレコーディングしてリリースしたいです。徐々に1ヶ月にレコーディングする曲数を増やしていきたいですね。そしてまだ未定ですが、6月頭を目処にクラブでライブもしようと思います。

ー では最後にファンへのメッセージをお願いします。

13lack 一人暮らし始めたのでなんか差し入れ的なの頂けるようでしたらトイレットペーパーかレトルト食品系がいいです。

J.Rick もしかしたらホントにHooky Records宛に届くかもね(笑)。

僕等の音楽を聴いて良いと思ってくれる人は、たぶんきっとどこか捻くれてる人だと思います。部屋にこもって1人で音楽ばっかり聴いてる人が、世の中に少しでも仲間がいるんだなあと安心してくれたら幸いです。

ー レトルト食品届いたら食べちゃいますよ(笑)。

J.Rick どうぞどうぞ、皆さん13lackを甘やかさないで下さい(笑)。



 


27th Clone

 2019年に結成されたJ.Rick(Rap)と13lack(Guitar)によるHip Hopユニット。B.B King等のブルースに影響を受けた13lackの哀愁漂うギターに、Nas, J Cole等のリリシストに影響を受けたJ.Rickの本格派ラップを特徴とする。最新のTrapから旧来のOld Schoolまで取り入れた、型に縛られない彼らのサウンドは他に類を見ない。



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