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Zangief Zangief / ミニアルバム リリース インタビュー!


『オシャレ激しい音楽』をコンセプトに、とにかく仲良く!楽しく!そして、ゆる〜く活動するインスト・トリオ Zangief Zangief(ザンギエフ・ザンギエフ)にバンド結成から活動のスタンス、更には1st Mini Album「イントロ」まで色々と話を聞いてみました。

​interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2019.03.07


 

各々が無目的に好き勝手に音を出せるバンドでありたい


ー まずは自己紹介からお願いします。

 ドラム担当の東康明です。

土屋 ピアノ担当、たまにベースの土屋勇太(以下:つっちー)です。

堀田 ベース担当、たまにギターの堀田啓吾です。

ー Zangief Zangiefっていつぐらいからやってるんですか?

土屋 2013年頃に結成しました。元々ドラムの東さんと僕が、ASHIGALLというバンドに所属していたのですが、東さんが脱退した際に「何かやろう」という話になりスタジオに入り始めました。

 その後、大学のサークル仲間で過去に別バンドで一緒に演奏していた堀田を誘ってという流れでスタートしました。はじめはスタジオで適当にジャムって、居酒屋寄って帰るのを楽しみに活動してました。まさかCDまで作れることになるとは思っていなかったですね(笑)。



ー 当初からインストですか?

 ボーカルは当初から、良い人がいればくらいの感覚でした。学生時代からの気の知れたゆるいメンバーなので、もし追加メンバーを入れるなら気の合う人が良いと思いとりあえず3人で活動を始めて、そのまま今に至るといったところですね。個人的にはおっさん3人で華がないので、若くて可愛い女の子ボーカル加入を主張したのですが、つっちーに却下されました(笑)。

土屋 そうでしたっけ?(笑)。僕としては、当初からボーカルを入れることは考えていませんでした。各々が無目的に好き勝手に音を出せるバンドでありたいと思っていたので、主となる音や言葉は不要だと思っていたのかも知れません。音遊びの延長のようなバンドなので、特に伝えたいことも無いですし(苦笑)。あとはそうですね、気が置けない仲間が集まったバンドだったので、その関係を大事にしていて、積極的にメンバーを探してもいなかったからでしょうかね。

堀田 自分たちが聴きたい音を出すってのが目的なので、言葉は特にいらない、というより音を出すのに手一杯ですね!面白い音色が出れば歌もアリだとは思ってます。ホーミーとかヨーデルとか好きなので。

ー ゲストボーカル入れたりしても面白いかもしれませんよ?

堀田 面白そうですね!そのゲストのその時のマイブームの発声法みたいなのがあれば、そのときにしか出来ないセッションが出来ますね!

 マイブームの発声法!堀田節が出てきましたね(笑)。ボーカルに限らなくても、曲によってはゲストで別の楽器に入ってもらってもアクセントになるかもしれませんね。バイオリンやサックスなんか面白そうですし、いつかトライしてみたいと個人的には思っています。もしボーカルに絞るのであれば、その時こそ是非可愛い女の子ボーカルの方にお願いしたいですね(笑)!



ー 曲はどうやって作ってるのですか?

土屋 基本的にはジャムって作ります。僕がそれを一部再構築したり、一曲まるごと作ってきたりする場合もあります。

 そうですね。料理でいうと、みんなが鍋に好きなものぶち込んで、最後につっちーが味を整えます。つっちーが持ち込んだレシピ通りに作るパターンもありますし、信頼のおける料理長ですね。

土屋 料理長(笑)。

ー 何料理ですか(笑)?

 ジビエ、、、ですかね?素材自体は各々クセが強くて粗々しいのですが、料理人の下ごしらえやら味付けの腕でクセが抑えられて、オシャレに仕上がってる。「イノシシ肉のポワレ〜オレンジソースを添えて〜」みたいなイメージです。わかりますかね(笑)。

ー わからないです(笑)。

東 私の故郷グンマーに来てくだされば、採れたてジビエをいつでもご馳走しますよ(笑)。 



ー 今回、音楽配信する「イントロ」はどのような作品ですか?

土屋 「イントロ」はZangief Zangiefらしさがギュッと凝縮された、我々にとって名刺がわりとなるような作品です。スタジオでのジャムセッションによる試行錯誤の中で、自分達らしいスタイルができたなと思えた楽曲たちです。特にテクニカルでも繊細でもない音ですが、聴く人の生活にスーッと入っていくBGMとしてお届けできたら嬉しい限りです。

 良いこと言うな。流石は料理長。

土屋 まあジビエはスーッとは入ってこないのですが。

ー ミニアルバムの2曲目のタイトルが「イントロ」って珍しいですよね。

土屋 ミニアルバム名の「イントロ」はバンド自体のイントロダクションという意味があります。はい、後付けです(苦笑)。曲名の「イントロ」は完成した当初はライブの頭にやっていたので、「イントロ」と呼んでいたのですが、他の曲ができたことにより立ち位置が変わってしまいました。曲名は便宜的に名付けているだけなので、意味はありません。バンド名からもお分かりの通り、そういうところはかなり無頓着なバンドだと思います(笑)。

ー レコーディングはどのように?

土屋 レコーディングはクリックを使わずに一発録りで録音しております。致命的なミスを犯した部分はパンチインしていますが(笑)。

ー もしかして1日で4曲ですか?

土屋 そうですね、1日でレコーディングを終えました。もっと難航するかなと思っていたのですが、堀田さんも東さんも本番に強いタイプで、バッチリ決めてきたので、滞りなく終わりました。さすが体育会系です!

 いやはや、スポーツやってた甲斐がありましたね!ほぼ一発録りで、グルーブや勢いを大事にしたかったので、クリックも使いませんでした。その分荒々しく仕上がってる部分もありますが、そこも含めて味と思っていただければ嬉しいです。修正もほとんどしていないので、ライブとほぼ同じクオリティの演奏です。ライブ音源みたいなものですね。



ー では最後に今後の目標などを教えて下さい。

 今後も仕事と両立しながら、ゆるく長くやっていきたいですね。あと、個人的に夏フェス大好きなので、ロッキンとかフジロックにいつか出てみたいです。

土屋 現在は曲作りに専念しているところです。近い将来発表できたら良いなと考えております。遠い目標としては、各々の生活や趣味を大事にしながら、細く長く、でも妥協せず自分達が好きなものを作り続けていけたらなと思っております。

堀田 目標はカプコンの何かのBGMに使われることですね!



 


Zangief Zangief Profile

『オシャレ激しい音楽』と、仕事と趣味の両立を追求する社会人インストバンド。​都の西北方面にある大学の軽音サークルで出会い、卒業後別々に活動していた3人で、2013年頃に結成。​2018年、ファーストE.P『イントロ』をリリース。同年、めでたくメンバー3名の合計年齢が100歳となる。

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